突然ですが、お家の絵本棚がこんな状態になっていませんか?
絵本 on 絵本。
図書館や本屋さんでも時々みかけるので、
大人もする人いるみたいですね。
子どもの情操教育のために
絵本をおうちに置いている方も
いらっしゃると思うんです。
「モノを大事にして欲しい」
「自分のモノを管理できる
大人になって欲しい」
という気持ちから、
「ちゃんとお片づけしてね」と
言ってしまうかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
実はこれ、「片づけ」は
できている状態なんです。
「片づけ」の意味は
「元の場所に戻すこと」。
つまり上の写真だと
絵本は絵本棚に戻っているので、
厳密にいうと
「お片づけ(=元の場所に戻す)」は
できているんです。
やっているのに
認めてもらえないのは、
ちょっと可哀想な気がしませんか?
細かく注意されることで
お片づけが嫌いに
なってしまうこともあります。
「じゃぁ、諦めるしかないの?」
そんな気持ちになるかもしれませんが、
ちゃんと改善案はあります!
それは
「子どもにとって本を
戻しやすい環境を作ること」
です。
この状態になってしまうのは、
「戻しにくい環境になっている」
からに他なりません。
一体、子どもにとって
何が難しいのか??
それは、絵本を
「立てて」戻すことです。
実は、絵本って意外と重いんです!
この写真の6冊。
私の家にある中でも
比較的小さめの絵本ですが
計ってみたら1063gもありました。
うちで買っている
お味噌1パック(750g)
より重い~~!
棚にぎっしり絵本が入っていた場合、
元の場所に絵本を戻そうとすると、
片手で棚にある絵本を寄せて、
片手で本を差し込まないといけません。
これは、子どもにとって
ひじょうに難しい動作です。
特に1~2歳の子の場合は、
まだまだ体を動かす練習中。
頭で考えているように
スムーズに腕や手を動かせません。
だから、ただ「置く」だけの
絵本on絵本になるんですね~。
ですから、この
「立てる」作業を回避できれば・・
もしくは、力のない子どもでも
簡単に立てて支えることができる
サポート環境があれば、
子どもは自分で絵本を立てて
片付けられるようになります。
絵本を立てるサポートアイテム
どうやって改善すればいいの??
私の家では、コレ↓を使っています。
無印良品のアクリルのブックスタンド。
これを、本棚に入れてから絵本を収納します。
→
ほんのちょっとした事ですが、
仕切ることで絵本が倒れなくなります。
ブックスタンドを使うことで
絵本を戻す隙間をキープできるので、
絵本を寄せる必要がなくなります。
(寄せる場合も、数冊で済みます)
こうすることで、
絵本のお片づけが簡単に(^^)
「仕切ること」が目的なので、
使用するアイテムは
ファイルボックスやL字型の
ブックスタンドでもOKです。
お子さんが絵本の
お片づけに困っていたら、
絵本が倒れないように
工夫してみてください♪
絵本の総量も要チェック!
年齢に合わせて増えていく絵本。
モノの量が多いと片づけが
億劫になるのは子どもも
大人も同じです。
また、
「ぎゅうぎゅう詰め」って
戻しにくいですよね?
あなたも見たことがあると
思うんです。
本屋さんでパラパラと
立ち読みした人が元の場所に
戻すことなく並んだ本の上に
読んだ本を横置きしているのを・・・
子どもが絵本を棚に戻すときの
「手を入れる空間」を確保する。
これがとても重要なので、
読んでいない本は整理して
「その場所」から
取り除いていきましょう。
年齢の近い兄弟姉妹がいると
「下の子に読んで欲しいから」と、
いわゆる早期教育という考えのもとに
本棚に置いておきたくなりますが、
子どもにとっては
「自分で片づけできる!」という
実感の方が、その後の成長の
リソース(資源)となります。
そして同時に、
原則として絵本はまず、
親が読んでいくものです。
子どもが絵本が大好きで、
子どももママもストレスなく
管理できているのであれば
多くの本を子どもの周りに
おいていても構いませんが、
「読む・読まない」を
子どもに丸投げして、
子どもが管理できないレベルの
大量の絵本を置いておくのは
やめておきましょう。
お片づけにおいて、
量が多いことで得られる
メリットはほとんどありません。
片付かないことで
「コントロールできない!」
という不満を抱えることの方が
圧倒的に多いです。
そして、もしかしたら
これを読んでいるあなたは、
「捨てなきゃいけないの?」
という気持ちを持たれて
いるかもしれませんが、
すぐに捨てる必要はありません。
いつも遊んでいる場所の
絵本棚に収める量を決めて、
2週間に一回、1ヶ月に1回と
ローテーションする方法もありますし、
日本には図書館があります。
「今もっとも熱い本」を
子どもの近くに置くことで
子どもの学びが広がりますから、
うまく使っていけるといいですね。
あ、ちなみに注意点ですが、
「今もっとも熱い本」は
「子どもが好きな本」ですよ〜!
ここで「親が読んで欲しい本」を
混ぜると総量が増えるので、
くれぐれも注意してくださいね。
親が子どもに
「この絵本を読んで欲しい」
と思う場合は、まず数を絞り、
子どもの興味を引き出すために
「どれくらいの時間を
読み聞かせに費やせるか?」
というイメージをしてから
置く本を決めましょう。
仕切るアイテムについて【番外編】
上の記事で
「L字型ブックスタンドでも~」と
お伝えしましたが、
実はL字型の
ブックスタンドの場合は
注意が必要です。
棚から絵本を一冊ずつ
取って読む子どもには良いのですが、
読みたい絵本を
ごそっと全部出してしまうタイプ
の子どもには適していません。
なぜなら、
このブックスタンドは
本が乗っていて初めて
本を支えられる構造だからです。
絵本が乗っていないと、
ずれるし倒れます。
ちなみに我が家の長男は、
絵本棚を空っぽにする時期が
とても長かったです・・・orz
解決策として、
ブックスタンドを養生テープなどで
棚につけてしまう方法もありますが、
子どもがテープを剥がして遊んだり、
家具の材質によっては
テープ跡が残る可能性もあります。
L字型ではないアクリルの
ブックスタンドは少し高価ですが、
小学生になったら教科書を
分けて収納することにも使えるので、
個人的にはこちらの方がオススメです
↓ ↓ ↓
いかがだったでしょうか?
この記事では
子どもが絵本の上に絵本を置く理由
「立てる」というアクションをサポートするアイテム
についてお届けしました。
子どもが自分で
片付けやすい環境を作ることで、
子ども自身の
「ぼく・わたしはできる!」という
自信につながったり、
モノを大切に扱うという
習慣が身についたり、
ママ自身も片付けてくれない子どもに
イライラすることがなくなります。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは。
またお会いしましょう。
ここまでお読みくださり
ありがとうございました。
自分と家族のために
お片づけを頑張るあなたを
応援しています。
藤井ふみ子
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