子どもの片づけ

子どものモノを整理するときの魔法の声かけ

モノの整理を通して、子どもの「選ぶ力」が育ちます。「モノが多い、捨てて欲しい」という気持ちと「子どもを尊重したい」の気持ち。親が子どもにできるサポートとは?

お越しくださりありがとうございます。
幸せ家族空間コンサルタントの藤井ふみ子です。

大阪は朝晩冷え込むようになってきました。涼しいを通り越して寒いくらいです。みなさまも暖かくしてお過ごしくださいね。

今朝、起きて1階に下りたら「寒すぎて寝坊した・・・」と夫が言っていました(笑)夫はいつも満員電車を避けるために早い時間に家をでるのですが、今日はいつもより40分遅めの出発。

いつもはいないパパが家にいるので子どもたちも朝からハイテンションでした(^^)私も嬉しかったです。

では、今日のテーマはこちらです!

子どものモノを整理するときの魔法の声かけ

お悩みNO1はこれ!

子どものお片づけの悩みナンバーワン!!


あなたは、いったい何だと思いますか?


答えは・・・・


実は大人の悩みと同じです。


お悩みナンバーワン、それは「子どものモノが多い」なんです。

実は片づかない原因はわかっている

いまから10年、20年前は「モノがあればあるだけ豊か」という価値観の時代でした。

今は変わりつつあります。「人生がときめく片づけの魔法」のこんまりさん、「断捨離」のやましたひでこさんの本がベストセラーになり、お片づけ業界も「収納方法」から「生き方、人生」にフォーカスする内容が増えています。

昔とは反対に「モノが少ない方が豊か」という価値観が広まり、「片づかない原因はモノが多いから」ということに気づいている人も多くなりました。


大人の片づけも子どもの片づけも、一番多いお悩みが「モノが多い」です。


つまり、ここで見えてくるのは、「量が多くて片づけられない」「減らせば片づく」という原因も改善策も分かっている状態なのに実行できない。そんな状況が存在するということです。

整理は片づけの土台

お部屋キレイの流れは整理>収納>片づけ>整頓・掃除です。

お片づけの土台、基礎となる「整理」でつまづいてしまうと、モノの量が減らず、収納でもつまづくことになります。モノ同志が「一番使いやすい場所」の取り合いをするからです。

反対に、整理でモノが必要数に絞られていれば、モノの陣地争いは発生しません。それぞれが一番心地よく、所有者に使いやすい場所に収納することができるので、整理を頑張れば使いやすく戻しやすい仕組みを作ることができます。

使いやすく戻しやすい仕組みを作ることができれば、片づけも掃除もしやすくなります。つまり、特別な努力をしなくてもお部屋をキレイに保ちやすくなります。


整理ができなければ、後のステップすべてつまづく原因となりますので、整理は本当に重要なんですね。


「整理」の重要性はおわかりいただけたと思いますが、でも、子どもにとっても難しいのが…そう、「整理」ですよね。

おもちゃや絵本、ゲームを整理しようと思っても「全部いる!」と抵抗にあうことも多いですよね。「モノが多い、捨てて欲しい」という気持ちと「子どもを尊重したい」の気持ちでストレスを抱えているママ多いのではないでしょうか?

選ぶのは「捨てるもの」ではない

子どものモノの量をコントロールするために必要な作業は「整理」です。

あなたは、「整理」に必要なのは何だと思いますか?


それは、、、


「選ぶ力」です。

将来、子どもが子どもらしく、自分も周りも受け入れて幸せに生きるためには、「選ぶ力」を伸ばすことが大切です。

モノのお片づけを通して、子どもの「選ぶ力」ということを、改めて考えてみませんか?

声かけについて

あなたは整理をする時、子どもにどんな声かけをしていますか?

「量を減らす」ことが目的なので、「バイバイするものを選んでね」「手放す・捨てるモノを選んでね」と声をかけていませんか?

実は、その声かけは子どものやる気を減退させてしまうんです。

大人でも「捨てる」となるとネガティブな気持ちになりますよね。それは子どもも同じです。

ネガティブなこと(=整理の作業)をしようとすると、心のエネルギーがたくさん必要です。気が向かなかったり、手が進まなかったり、、、たとえ今は使っていないモノでも、昔大好きだったものならお別れはツライものですよね。

なので、整理ができるかできないかは、いかに「ポジティブに進めるか」にかかっています。

「好きなモノから選ぶ」が正解

子どものモノを整理する時は、まず好きなモノから選びましょう!

それがモノの総量を減らし、お片づけしやすい仕組みをつくるための大切なポイントです。

子どものモノを整理する時には、子どもに「どれが1番好き?」と質問してみてください。

そして、ナンバーワンを選んだら「それが1番なんだね」と共感したあとに、「残ったものでどれが一番好き?」と質問してみてください。


残すものは「これから一緒に過ごしたいもの・使いたいもの」です。

「好きなモノ」「一番お気に入りのモノ」という表現は前向きだと思いませんか?

整理は自身が自分と向き合う練習、対話の練習になります。ネガティブなワードよりもポジティブなワードの方が、やる気も起きますから、自然と「選ぶ力」を育むことができますよ。

もし、あなたのお子さんがモノを手放すことが苦手でも安心してください。

「自分にとって大切なモノを選ぶ」ということを重ねて、しっかりアンテナが機能するようになったら、「自分にとって大切じゃないモノ」も選べるようなります。「モノを捨てられない」という子どもも、整理の作業を重ねれば手放すべきものを手放せるようになりますよ。

その他の声かけ

上で紹介した「どれが一番好き?」のほかに色々な声かけがあります。

  • どれがお気に入り?
  • どれが一番使っている?
  • 明日から、どのおもちゃで遊びたい?
  • どの鉛筆を学校にもっていきたい?
  • 一番ワクワクするバッグはどれ?

私の子どもは電車と新幹線が好きなので「カッコいい」という言葉も大好きでした。

整理は「選ぶ力」と「やる気」があってはじめてできます。

大人もつまづきやすい「整理」の作業。子どもだけで進めるのはとっても難しいということを、覚えていただきたいと思います。

親であるわたしたちは、子どものアンテナが反応する言葉をかけて、子どもの力を育むためのサポートしてあげられると良いですね。

これからは是非、子どもが前向きにお片づけができるよう、子どもがどう捉えているかな?と確認しながら整理を進めてみてくださいね。

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