つい注意したくなる前に…
ベストな声かけのタイミングとは?
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こんばんは。
モノとココロのお片づけ専門家
藤井ふみ子です。
昨日のメルマガでは
「質問の力」について
お話ししました。
<バックナンバーはこちら>

今日はその“前段階”とも言える、
とても大事なテーマです。
それは──
「片づけを促すタイミング」。
たとえば、
子どもがテレビを見ているとき、
夫がスマホで
仕事の連絡をしているとき。
そんな瞬間に
「ちょっと片づけてよ〜」と言っても、
ほとんどの場合、スルーされます(笑)。
それは、意志が弱いからでも、
やる気がないからでもなくて、
“脳のモードが違う”だけなんです。
人の脳は、
「集中」「判断」「行動」を
同時に切り替えるのが苦手。
片づけは、
“判断”と“行動”の
連続作業です。
つまり、
「今、別のことに集中している」
状態の人に片づけを促すのは、
車のギアを無理やり変えるようなもの。
うまく噛み合わないどころか、
「なんで今言うの!?」と
反発が起きてしまうこともあります。
では、どうすればいいか?
おすすめなのは、
「切り替えのスキマ」を狙うこと。
たとえば、
・食後の片づけを終えたあと
・子どもが遊びを終えて
別の遊びを探しているとき
・仕事や家事がひと段落したタイミング
・学校から帰ってきて
おやつを食べたあと
この“スキマ時間”は、
脳が次の行動を
探している状態なので、
提案や声かけが
すっと入りやすいんです。
また、声かけの内容も
工夫するとさらに効果的。
「今、片づけよう」ではなく、
「これ片づけてからおやつにしようか」
「ここ片づけて、次なにする?」
というように、
“次の楽しみ”や“目的”と
セットで伝えると、
自然に行動のスイッチが入ります。
お片づけのコンサルティングでは
「家族が片づけてくれない」
というご相談が多いのですが、
同じ声かけでも、
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タイミングが変わるだけで
反応が180度違う
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という結果におどろくママたちを
何度も見てきました。
あるママは、
夕飯前に「片づけて!」と
言っても反発されていたのに、
食後のお皿を片づけながら
「今日、ブロック
どこに片づけようか?」
と聞いたら、
「ここー!」と子どもから
先に動いたそうです。
大人も子どもも、
「命令されたくない」けれど
「一緒に考えたい」んですよね。
片づけの“タイミング”は、
相手の集中を切らさず、
気持ちの流れに寄り添うこと。
言葉だけでなく、
「いつ言うか」
「どんな空気の中で言うか」も、
実はとても大切な要素なんです。
片づけがうまくいかないとき、
「やり方」や「質問」だけでなく、
“タイミング”にも
ヒントがあるかもしれません。
明日、ちょっと意識して
“声をかけるタイミング”を
観察してみてください。
きっと、相手の反応が
少し変わるはずです。
次回のメルマガでは、
「家族が“自分から片づけたくなる空気づくり”」
についてお話しします。
タイミングと質問の合わせ技で、
自然と家族が動き出す
『環境づくり』のヒントを
お届けしますね。
それではまた明日。
モノとココロのお片づけ専門家
藤井ふみ子
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