個性によって、得意なお片づけや苦手なお片づけがあります。今回は、ISD個性心理学のMOONに分類されるキャラクターの人が陥りやすい失敗と、対策をお伝えします。
今回のブログは、MOONさん以外でも
- 人からのプレゼントが捨てられない
- 捨てることが大事だとわかっていても捨てられない
- 家族がお片づけしてくれなくてストレスが溜まる
というお悩みをお持ちの方にも参考にしていただけると思います。お片づけ以外のシーンにも活かせるので、よかったら最後までお付き合いくださいね。
MOONの4つの動物キャラクター
MOONチームに属するのは以下のキャラクターです。
- こじか
- 黒ひょう
- たぬき
- ひつじ
狼、猿、虎、子守熊(コアラ)=EARTHチームさんの記事はコチラ
チータ、ライオン、ゾウ、ペガサス=SUNチームさんの記事はコチラ
人の気持ちが大切なMOON
MOONさんは、人との共生や調和を大切にする傾向があります。「みんなで仲良くしたい、輪が大事」という価値観の方が多く、人からのお願いを断れなかったり、場を乱さないように本音を言わないこともあります。
そこで、こういったお悩みを持つ方が青チーム赤チームより多くなります。
- 人からのプレゼントが捨てられない
- 捨てることが大事だとわかっていても捨てられない
- 家族がお片づけしてくれなくてストレスが溜まる、でも言えない…
もちろん、人の気持ちを考える優しい気質は、MOONさんの素敵な長所!!
その素敵なところは素敵なまま、お片づけのお悩みの点だけ解決できたら良いですよね。
あなたの人生の主役は、あなたです。他人でもなくパートナーでもなく、子どもでもなく、モノでもなく、世界に一人しかいない「あなた」です。
人間関係は相手が存在することなので自分が変わっても現状が変わらない可能性があります。ですが、「モノのお片づけ」は、あなたの視点を少し変えるだけで、モノに対して適切な距離を取ることができます。お片づけをして、あなたの望む未来にいきましょう(^^)
上記のお悩みの解決策を、ひとつずつご提案しますね。無理のない範囲から、取り入れていたけると嬉しいです。
お悩み①人からのプレゼントが捨てられない
人からのプレゼントを捨てるのは、誰だって躊躇しますよね。高価なものや、結婚式の引き出物など記念品だったらなおさらです。なかなか捨てられません。
MOONさんはプレゼントを捨てることを特にためらってしまうのですが、こう考えてみてください。
『あなたにそのプレゼントを贈った人は、あなたが捨てれなくて苦しむことを望むでしょうか?』
もちろん、贈り物をあなたに使ってもらえたら贈り主も、そして作った人も一番うれしいと思います。
ですが、人の暮らしに合わせて所有するモノは変わっていきます。
頂いたときは大好きな品であっても、月日が経過して趣味が変わること、ありますよね。最初から贈り主とあなたの好みが違っていることもあります。(よく、食器棚の下のほうや押し入れに保管されています…)
人生の主役はモノではなくあなたです。
「モノは使ってこそ」と考えると使っていないことに罪悪感を感じます。
でも、あなたの手元にあるプレゼントの役目は「贈ってくれた人の気持ちを運ぶこと」だったと考えてみてください。「気持ちを運ぶ」が目的なので、あなたの手に渡った瞬間に目的は果たしています。
こう考えれば、使わなくても気持ちが少し楽になりませんか?
ありがとう、と一言声をかけてあげると手放す勇気が出るかもしれません。いちど、試してみてくださいね。
自分が納得できる「プレゼントの目的」を自分で作ってみる。
好みだけど高価で使いにくいのなら…
それこそ、モノは使ってこそです!(笑)食器などは出してみて使ってください。
趣味に合わないということでなければ、あなたの生活になじむはずです。それに、普段使いにすることで気分もあがりますよ♪
プレゼントでもらった2000円のマグをずーーっと保管していて、いつも100円マグを使っている…なんて方。深層心理で「私には100円のマグがふさわしい」って思っちゃってますーーー!
セルフイメージをあげるためにも、「好みの良いモノ」が手元にあるのなら、どんどん使っていきましょう(^^)
飾るタイプのお土産なら…
どうしても手放すことにためらうのであれば、「1~6ヵ月飾る」と専用の場所を決めて飾りましょう!
最初に期限を決めておき、実行することで「やることはやった!」と手放すことができます。
お悩み②捨てることが大事だとわかっているけど捨てられない
テレビや雑誌の片づけ特集などで「ゴミ袋〇〇個捨てられた」「〇〇トンだった」と表現されることがあるので、捨てることに目が行きがちですが、整理収納の本質は違います。
「要らないモノを捨てる」ではなく「自分が使うモノを残す」が正解。
整理の作業をした後に起こる現象としては同じなのですが、気持ちの面では大違い!
日本には「もったいない」の言葉があります。
でも、使わないモノを手元に残しておくことで、実はあなたの人生の大切なものを消費しています。
- 保管する物理的スペース
- 毎回「捨てるか捨てないか」を考える時間
- 使うモノと使わないものが混在することで発生する手間
「あなたの人生に活かせないモノ」を持つことで、膨大なコストを払っていることを、知っておきましょう。いかがでしょうか?もったいない気がしませんか?
あなたの人生の主役はあなたですよね♪
「捨てたら良いとわかっているけど捨てられない」という状態は、「正しいと思っていることをできない」ということ。ジワジワと自己肯定感も下がります。
「モノを使いきれなかった…」
その罪悪感は、ぜひ、これからの人生の糧としてください。
使いきれなかった原因を考えることで、次は同じ失敗をしなくて済むでしょう。
「みんな持っているから」で買わない
MOONさんは人の目を気にするので、周りと同じにしようとする傾向があります。「みんな持っているから」という理由で買ったものは使われずに保管されていることが多いです。
あなたの目の前にある「捨てられないモノ」を死蔵品としてお家に置いておくことは、「自分軸で選ばなかった過去の私」と同じあなたです。これからどうなっていきたいのかを見つめて、整理をしていけるといいですね。
お悩み③家族がお片づけしてくれなくてストレスが溜まる
家族のモノをママが管理している・・・というお家、おそらくみなさんが想像されているより多いです!(泣)
お片づけは掃除とセットというイメージもあるので、子どものモノ、時にはご主人さんのモノを片づけるのが自分の仕事と思っている方もいます。
母親が家庭を担うことの多い日本ではそうなってしまうのも仕方ない……
……
はずがなーーーーい!!(笑)
自分が出したものは、自分で片づけて欲しいですよね!(特にご主人さんは大人なんだから)
MOONさんは「周りの人と仲良くしたい」という優しい方が多いです。あなたは、心の中で不満をもちながら、家族の代わりにお片づけをしていませんか?
要望を具体的に伝える
MOONさんは人と争うのが苦手です。
調和を大切にするがゆえに、言いたいことを我慢しがち。
でも、我慢をするだけでは家族は気づいてくれません。気づかないということは、行動も変わらないということですから、ずっとあなたのお悩みが続くことになってしまいます。
家族がお片づけしてくれなくて自分が困っている事を伝え、改善点を見つけるための
ミーティング時間を持ってみてはいかがでしょうか?
私の夫は結婚当初、くつ下をぬぎっぱなしにしていました。
私はそれを毎日ひろって洗濯機に入れていたのですが、10秒程度で終わる仕事も何十回もしていると嫌気がさします。
ある日、夫に「くつしたを自分で洗濯機に入れて欲しい」と伝えたところ、なんと、夫は
「自分が靴下を脱ぎっぱなしにしている」という自覚がありませんでした!
ママ一人がお片づけを頑張っていると、家族は自分が何をしているか気づいていなかったりします。
まずは、言葉にして伝えてみることが第一歩かと思います。
その時は、「お片づけして」という表現ではなく、具体的に「〇〇は△△においてほしい」という言い方がおススメです!
まとめ
MOONさんは、モノを選ぶ基準や考え方が自分軸ではなく他人軸になっていることがあります。ですが、モノを選び所有しているのは、他でもないあなたの「判断」です。ご家族への関わり方も、あなたが選んでいます。
お片づけが苦手な状態からできる状態に変わるには、何かを変える必要がありますよね(^^)
我慢でもなく、耐えるのでもなく、あなたの望む未来のために、何ができるでしょうか?
MOONさんは優しい方が多いので、遠慮しがちですが、自分を大切にすることは周りの人を大切にすることにもつながります。
「自分軸」と「未来」を意識すれば少しずつお片づけも進むと思いますので、リラックスしながら、お片づけをしてみてくださいね!応援しています(^^)