「使っていないんだけど捨てられなくて…」というお悩み代表格、いただきモノ!
今回は「捨てられない」というお悩みをお持ちの方に向けてお届けします。モノも気持ちも手放して、あなたの暮らしをスムーズにするために必要なことは2つです。
お片づけを阻む「頂きモノ」
「使っていないんだけど捨てられなくて…」というお悩み代表格。
頂きモノ!
例えば結婚式の引き出物や、出世した時にもらったプレゼント、出産祝い…
あとは、
手作りの品!!
重量的に軽くても気持ち的に超絶重い!(笑)
こういった頂きモノは、捨てるのにためらいますよね。自分の意思とは関係なく家に入ってきたモノなのに、捨てるのが後ろめたい…。そして「捨てたらスッキリするんだけどなぁ…」と思う自分も冷たい人間のような気がする。
こんな風に、お困りではないでしょうか?
ですが、思い出してみてください。
「お片づけをしよう!」と思って、まず意識が向くのがそういった品々・・・ということはありませんか?
結論からお伝えすると、たぶん、いまあなたの悩みのタネになっている「いただきモノ」は、あなたにとって不要です。
なぜなら、「お片づけしよう!」というモードになったら、人はまず「捨てるモノ」を探し始めます。
真っ先にいただきモノに意識が向くということは、無意識からの「コレ捨てたいんですーーーー!」っていうメッセージ(笑)
同じ頂きモノであっても、お気に入りで使っているモノは、あなたの「捨てるぞ――!」という目線の先にはありませんよね?検討すらしないと思うんです。
なので、捨てるかどうか悩む「頂きモノ」に関しては!
「捨てられないなぁ」と思った瞬間に「あなたにとって不要」という結論が既にでている…と考えることができます。
でも、ここで「捨てる!」って決断できたら苦労はないですよね!
私もそう思います。
ここまでは、もうすでに掴めているという方もいらっしゃると思いますので、さらに原因を探っていきましょう!
決断できない原因
じゃぁ、どうして、捨てられないか?
その原因は『境界線が引けていないから』です。
捨てるのが苦手な方は、『自分』と『モノ』の境界線があいまいになっています。モノの背景にある記憶や思い出に引きずられてしまうんですね。
そして、いただきモノは『送り主』という要素も入ってきます。当然ながら『あなた』と『送り主』の好みや考えは違います。
あなたは、ここまでお読みになって「もう捨てちゃえ!」と頂きモノを勢いでゴミ箱に放り込むことができます。
ですが、いまから「私はどんな癖があるのかな?」と興味深くお自身を見つめ、モノのお片づけだけではなく、人生に必要な「境界線」を意識し始めることもできます。
ぜひ、「境界線」を知って、あなたの人生に活かしてください。
優先順位を決めよう
いただきモノたちは、送り主の
「優しさ」や
「喜んで欲しい」や
「おめでとう!」の
気持ちをあなたに運んでくれました。
それが、モノのお仕事。
役割でした。
そして、あなたは、モノを受け取ったと同時に、その気持ちも受け取っています。
ですが、こういった『想い出(プロセス)』と今のあなたと頂きモノとの『関係性』は全く別の話なんです。
「頂きモノ」を見ると思い出から元気をもらって、明日の活力を得られる。毎日を幸せに暮らすために助けてくれている。
そんな状態であれば、いただきモノとあなたの『関係性』は良好です。
送り主の気持ちを運ぶだけでなく、今のあなたを元気づけてくれるなんて素晴らしいモノたちですね(^^)
『思い出』もとてもよく機能してくれています。
ですが、今あなたが「迷っている」頂きモノとあなたの関係性が、このような好ましいものでないのなら…
どうしましょうか?
あなたがあなた自身を大切にすることに繋がる選択をしていただけたらと思います。
自分の無意識の声を無視して、自分を抑えてでも「送り主」や「過去にモノにのっかっていた気持ち」を大切にしたい?
それとも「自分」を大切にしたい?
あなたはどちらでしょうか?
お片づけは「自分とモノの関係性」をみつめることです。『思い出』と『関係性』は別の枠。そして、優先するのは今の『関係性』です。
頂きモノに向き合うときに必要なのは「自分の内側の声」と「境界線」の2つです。
結論はゆっくりで構いません。あなたのペースで、お片づけをしてみてくださいね(^^)あなたのお片づけを応援しています!