こんにちは。
モノとココロのお片づけ専門家
藤井ふみ子です。
あなたは子育ての
お悩みってありますか?
「うちの子、勉強が苦手だけど
大丈夫かしら」
「将来ちゃんと仕事に就いて
生活していけるかしら」
子どもの未来を不安に思うのは、
子育てをする親として
当然のことですよね。
特に先行きが見えない
不安定ないまの社会状況では
その不安や心配は決して
小さなものではないと思います。
「備えあれば憂なし」
といいますから、
リスクを回避しようとするのは
悪いことではありません。
でも、動物のなかでも人間は
「未来のなかに生きる」ことが
できてしまう生き物です。
妄想を楽しむ能力があるのが
人間のひとつの特徴です。
ですが、この能力が
未来のネガティブな側面に
注目することだけに
使われた場合が問題です。
リスク回避を優先して
確実性を過度に求めるようになると
新しいことへの挑戦を避けますから
成長の幅が小さくなります。
それでいながら、
不安定な状態を安定した状態に
変えていきたい欲求があるので、
「何かしていないと気が済まない」
という状態になっていきます。
ですが人生に
「完璧」「100%」は
存在しないので、
心が落ち着きません。
そして、
何よりももったいないのは、
「いま現在の行動」が
その未来の不安や心配を基準に
選ばれたものになって
しまうことです。
視野が狭くなるんですね。
将来のことを考えすぎて
「これを直さなければ」と
焦っていると、
子どもが子どもらしく
可愛らしい時期を親が十分に
味わえないことも多いです。
何年か経って今の写真を見ると、
「あの頃はかわいかった」
と思うことがあるかもしれませんが、
親の心が現在にはなく未来にある時、
その「今」を楽しむことができません。
「だから今を大切に」
・・・というのが、
よく子育て界隈で言われている
ことだったりします。
でもこれ、
見たり聞いたからといって
「今日から子育てを楽しもう!」
「子どもの今の成長を見よう」
とは、すぐになりませんよね。
頭ではわかっていても
行動を変えることは
難しいんです。
私もそうでしたし、
いまも全く将来に不安がないかと
言えばそんなことはないです。
うちの子は小学校や
幼稚園をよく休みたがるので
それなりに心配です。
でも、子どもと「今の瞬間」を
楽しめるようになったのは
やっぱり意識の向いた方向が
変わったからです。
「未来」よりも
「今」を意識する。
さらに付け加えると、
「過去」でもなく
「未来」でもなく
「今」です。
人の心には「時間軸」の
デフォルトポジションがあります。
デフォルト=初期設定です。
同じ出来事が起こっても
めっちゃ心配するママと、
けろっとしているママが
いますよね。
初期設定です。
なので、子育てを楽しんだり
「子どもかわいいな〜」と
感じながら日々過ごすためには、
私たち自身がこの心の
デフォルトポジションを知って、
初期値のまま固定させずに自由に
動かせるようになる必要があります。
「過去・今・未来」
では、どうやって
動かしていくのか?
仮にあなたが子育ての
シーンで困っていたり、
子どもとの関わり方を
変えていきたいなら、
「子育てのシーンで今に全集中!」
というのは、やはり
ハードルが高いです。
ひとりの人間を育てることは
責任も大きいことですし、
子ども=自分以外の人間が
関わっていることなので
自分がコントロールできない
範囲がたくさんあるからです。
でも、
デフォルトポジションは
自分と子どもの将来と、
今を楽しむために変えていきたい。
そうであれば、
お片づけをしていきましょう。
このメルマガ、
片づけに全く興味がない人は
読んでないと思うので、
私はここでやはり「お片づけ」を
おすすめするわけです。
特に「整理」!
モノを捨てることが
苦手だった場合、
モノに対しても「未来不安」を
基準にして「要る・要らない」を
決めている可能性があります。
モノには心がありません。
感情もありません。
モノには思い出や歴史があるので、
お店に置かれている何かと
あなたの手元にある何かには
違いがありますが、
そこにくっついているのは
「あなたの記憶と感情」です。
あなたの記憶とあなたの感情は
あなたのコントロールの範囲内です。
子育てよりは、
自分が変わることで変えられる
範囲が広いんですね。
「お片づけをしたら
部屋がキレイになっただけじゃなく
家族関係がよくなった!」
という人の多くは、
部屋がキレイになったから
家族がご機嫌でいるという
だけではないんです。
「部屋がすっきりして気持ちがいい」
ということ以上に、ママの
家族への関わり方が変わるからです。
子どもの将来を心配したり、
不安を感じていることは
当たり前のようにあります。
むしろ、
それが全くない人は
いないと思います。
ですが、問題は
「お家の中でなにが起こっているのか?
ということです。
「まだ起きていないこと」を
意識しすぎることによって、
ママがコントロールの範囲を超えて
家族に必要以上に口を出します。
これがよく起きているんですね。
これは、ママの不安を
払拭するために家族が
巻き込まれている状況です。
その根本原因になっているのは
私たちの心のなかにある
時間軸のデフォルトポジション。
モノを整理することを通して、
このポジションを「今」に
動かせるようになると、
その効果は片づけ以外の
シーンでも役に立ちます。
ぜひ、子どもの将来が心配で
いま色んな悩みがでてきているなら、
心に意識を向けながら
お片づけをしてください。
何かが変わりますよ。
子どもの将来のためにできることを
着実に進めていくのは、今です。
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さて、いかがでしたか?
今日は日曜日なので
「関わり方シリーズ」にしてみました。
このメルマガがあなたの
お役に立てれば幸いです。
今日は長男の
誕生日パーティーなので
これから準備を頑張ります!
大人用にささみの燻製も
用意しているので楽しみ(^^)
では〜。
藤井ふみ子