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“いる・いらない”を聞くのはNG?片づけが進む質問のコツ

こんにちは。

モノとココロのお片づけ専門家
藤井ふみ子です。

お片づけ中、つい
「これ、いる?いらない?」って
聞いてしまうことありませんか?

実はこの一言、
思っている以上に
“相手のやる気”を
止めてしまうんです。

今日は、少し専門的な
お話をしてみようと思います。

テーマは
───────────────
質問の力で片づけを
スムーズにする方法
───────────────

お片づけをしているとき、
つい「いる?いらない?」と
聞いてしまうこと、ありませんか?

実はこの質問、
相手に“決断のプレッシャー”を
与えやすいんです。

 

たとえば、子どもに
「このおもちゃ、いるの?いらないの?」
と聞くと、多くの子は
「いる!」と答えます。

それは、その瞬間の
感情に反応しているから。

 

でも、
「最近これ、遊んでる?」
「どんなときに使ってる?」
と聞くと、

子どもの頭の中で
“使っている自分”のイメージが
動き始めます。

すると、
「そういえば、もう遊んでないかも」と、
自分で気づいて手放す方向に
気持ちが動くんです。

 

質問は、
“答えを出すための道具”
ではなく、
“気づきを引き出すスイッチ”
なんです。

だから、
もし家族がなかなか動かないときも、

「なんで片づけてくれないの?」
ではなく、

「どこが使いにくいと思う?」
「どんな状態だったら過ごしやすいかな?」

といった質問を使うと、
相手の意識が変わります。

相手を責めずに、思考を動かす。

これが
“片づけコーチング”の
基本でもあります。

私自身、
サポートをしているときに
「同じ部屋、同じモノでも、
質問ひとつで反応が変わる」
という場面を何度も見てきました。

たとえば、
「これ、もう使ってないよね?」
と聞くと、相手は防衛的になります。

でも
「これがなくなったら困る場面、
思いつく?」
と聞くと、自然と“必要性の有無”を
自分で考えるようになります。

お片づけって、
モノと向き合う時間に見えて、
実は“思考の整理”の時間なんですよね。

質問の仕方を変えるだけで、
相手の中で
「考える」「気づく」「決める」
という流れが生まれます。

だからこそ、
家族に片づけを促すときは、
「答えを出させる質問」ではなく
「考えるきっかけをつくる質問」を
意識してみてください。

 

次回のメルマガでは、
「片づけを促す“タイミング”の選び方」
についてお話しします。

質問と同じくらい、
“声をかけるタイミング”も
大事なんです。

今日の内容が
「なるほど!」と思えた方は、
ぜひ誰かとの片づけタイムで
試してみてくださいね。

ではまた次回のメルマガで
お会いしましょう。

モノとココロのお片づけ専門家
藤井ふみ子

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