「何度も言っているのに子どもに伝わらない…」そんな時に使える、簡単なコミュニケーション術があります。ほんの少し言葉を加えるだけで、相手も自分も変わっていきますよ!
こんにちは!
子どもと家族の心が整う
魔法のお片づけ3stepレッスン
住まいから幸せを創造する
『幸せ家族空間プログラム』
藤井ふみ子です。
昨日のお月さまは
今年1番大きなスーパームーン
だったそうです。
豊中は幸い晴れだったので
見ることができました(^^)
「あ~きれいだな~~」と
ポカンと眺めていると
とても気持ちよかったです。
さて、コロナの影響で
お家時間が長くなってきましたね!
GW明けまで子どもが
お家にいることになりました。
3月のうちは
「休園休校は困るけど、
子どもと一緒にいる時間も
楽しいかも!」
とポジティブに暮らしていた方も、
体力や気力のすり減りを感じて
いらっしゃるかもしれません。
(実は私も疲れています!笑)
このブログを読んでくださっている方は
お片づけ情報を求めていらっしゃる方が
多いと思いますが、
今月は、家庭の心地を左右する
子どもやパートナーシップのことを
重点的にお届けしようかなぁと
考えています。
よろしくお願いします(^^)
さて、本題ですが、
子どもがお家にいることで、
ストレスが増えている・・・と
感じていませんか?
「言うことを聞いてくれない」
「困らせるようなことばかりする」
そんなお悩みがあるかもしれません。
でも、その原因、実は
子どものせいじゃない
かもしれません~~!!
このコロナウィルスのことで
あなたが感じている
心配、不安、焦燥感。
そういったマイナスの感情が
あなたの言葉や行動に
影響を与えている可能性が
大きいです。
気持ちがマイナスに傾くと
寛容さや優しさといった
部分が減ってしまって、
指示、否定、命令・・・
そういった言動が
増えてしまうんです。
そして、その対象は
「自分より弱い立場にいる人」
あなたの側にいる、子どもになります。
これはきっと、みんな一緒。
2020年のお正月、
みんなコロナなんて
想像していなかったはずです。
私は、
「よっしゃ今年は
新劇場版ヱヴァンゲリヲンだ~!」
くらいしか思ってませんでした。
(オタクなので気持ちは
オリンピックじゃないですw)
「なんで、言うことを
聞いてくれないんだろう…」
「また怒ってしまった…
ママ失格だわ…」
という気持ちの方も
いるかもしれませんが、
今の状態は、自分を守るための
反応でもあります。
だから、ご自身を責める必要は
ないと思うんですね。
自分責めをすると不安や焦燥感が増して
不のスパイラルに陥ってしまいます。
いま大切なことは「反省」よりも、
「これからどうしていくか」
という思考の変換ではないでしょうか。
きっかけとなったコロナウィルスは
個人の力ではどうにもできませんが、
「自分のなかで何が起こっているか」
を知っておけば、どこかで
手を打つことは可能です!
心の状態が言葉や行動に
影響を及ぼしているので、
まず心を整える…
不安や焦燥感を取り除く…
のが一番です。
そうすれば、子どもに
矛先が向かうことがありません。
矛そのものがなくなっちゃうので。
ですが、今の状況では
難しいと感じる方も
多いと思います。
なので、
心の状態はちょっと置いといて
まずは言葉から変えていくのは
いかがでしょうか?
子どもが
「言うことを聞いてくれない」
「困らせるようなことばかりする」
これは、わたしたちが
指示したり、命令したり、
子どもに期待している。
それらの裏返しでもあります。
子ども側からしても
指示されるのは嫌だし、
命令されるのは嫌だし、
いらない期待をされるのも嫌ですよね。
あなたのお家で、
こんなシーンありませんか?
ママ「ゲームを片づけて」
子ども「あと1ステージでクリアできるんだ」
ママ「もう1時間もしているよ!」
子ども「あとちょっと!」
ママ「宿題もできていないんだから、止めなさい」
これは
「私の言うとおりにやって欲しい」
という気持ちから
起こりやすい流れですが、
実は、同じ言葉でも、
同じ意図を親側が持ったままでも
展開が変わる可能性のある
コミュニケーション術があります。
それは、「聴いてもらえる安心感」です。
子どもが「聴いてもらっている!」
という実感ががあると
展開が変わったりします。
返報性の法則と言って、
「自分のことを受け入れてもらえたら、
相手の子とも受け入れよう」という
心の動きが起こるんですね。
では、
「聴いてもらえる安心感」を
生み出すにはどうしたらいいか?
なんですけれど、
一番すぐにできて、簡単で、
今回おススメしたいのが
「オウム返し」です。
これはビジネスやカウンセリングの場でも
良く使われるテクニックです。
「相手の言葉をそのまま繰り返す」
これがオウム返しです。
先ほどのシーンに入れるとこうなります。
↓↓
ママ「ゲームを片づけて」
子ども「あと1ステージでクリアできるんだ」
ママ「そっか、あと1ステージでクリアできるんだね。
でも、もう1時間もしているよ!」
子ども「あとちょっと!」
ママ「あとちょっとかもしれないけど、
宿題もできていないんだから、止めなさい」
↑はそのまま入れただけなので
多少不自然ですが、
私たちの発する言葉は、
自分の耳にも聞こえていて、
思考や感情の整理を促す効果があります。
オウム返しをしていったん
子どもに寄り添う言葉を発すると、
私たちがその後に続ける言葉も
自動的に変わってくることが多いです。
最後の言葉で
「何分くらいで終わりそう?」と
聴くくらいの余裕が
もてるかもしれません。
また、子ども側も
「寄り添ってもらった」と感じるので
「あとちょっと!」ととは
別の返答をする可能性もあるんですね。
「これ終わったら、宿題するから
10分だけさせて!」
とか。
オウム返し以外にもいろいろ加えて、
上のやりとりを新しいものにしてみると…
ママ「ゲームを片づけて」
子ども「あと1ステージでクリアできるんだ」
ママ「そっか、あと1ステージでクリアできるんだね。
でも、長い時間やっていると思うよ」
子ども「あとちょっと!」
ママ「あとちょっとかもしれないけど、
お母さんは、宿題のことが気になるんだけど、
どうなってるか教えてくれる?」
これは、
「私は」で始まるIメッセージに変えてみたり、
状態を伝える言葉に変えてみました。
いかがでしょうか?
いま、マイナスに傾いた気持ちから、
無意識で子どもに「命令・指示」してしまう
ことが増えてしまいますが、
せっかく子どもと一緒にいる時間が長いなら、
気持ちよく過ごしたいですよね。
「命令・指示」ではなく
「調和・調整・交渉・共感」
そんなキーワードを
心に留めながら過ごせると、
自分が自分を好きになれそうな気がします。
特に「オウム返し」は本当にそのまま
「相手の言葉を返す」だけなので、
誰でも簡単にできます。
相手の言葉が長かったら
「そう思ってるんだね」
「そんな風に考えていたんだね」
でもOK!
良かったら、今この時から
試してみてくださいね♪
1日3オウム返しくらいから
スタートで(笑)
私は本質を考えたり、
お片づけでも核の部分を
お伝えするのが
好きなんですけれど、
- 小手先バンザイ!
- ノウハウ集めて効率的に!
という考えも
同じくらいあります(^^)
「王道じゃないと効果がない、身につかない」
なんて絶対的な法則はないので、
頼れるテクニックにはガンガン頼って
まずは
「お家の中心にいるわたし」
が、心地よくいられる状態を
作り出していけるといいですよね!
それでは、今日はこのへんで。
自分と家族のために
お片づけを頑張るあなたを
応援しています。
またお会いしましょう!