子育てをしていると、子どもの行動に困ることはたくさんありますよね。
- ご飯を食べてくれない
- 人の話を聞かない
- スーパーで走り回る
- 忘れ物が多い
- いつまでも遊んでいる
- 何回言っても片づけない
などなど。
毎日、時間も気持ちも余裕もないなか、お母さん達は子育てに奮闘中だと思います。
「なんでこんなに(私=母親)を困らせるの!?」と、コントロールできない怒りが湧いてくることもありますよね。
私も上にあげたことは全て経験があります。
この記事では、思うように物事が進まないとき、私が子どもに対して気をつけていることや、怒ってしまった後振り返るときにチェックしていることをご紹介します。
親が「困った子」と思うとき、子ども本人が困っている
思ったとおりに動いてくれない子どもにイラッとしたら、その度に「いやいや、子どもが困っているんだ」と思うようにしています。
ぼくはお母さんを怒らせるために、困った(と親が感じる)行動をするんじゃないよ。
ぼく、「できなくて」困っているんだよ。
だからお母さん、たすけてくれる?
何回言っても子どもが動かない時は、子どもの成長段階と、親の自分が思っている「これくらいはできるはず」がズレている可能性が高いです。
イライラした時には、私は下のようなことをチェックするように心がけています。
- 子どもが理解できる言葉で具体的に伝えていたか
- 子どもが「聞く」という状態にあったか
- 伝えた後の子どもの気持ちを汲み取ったか
- お腹が空いた・眠いなどの身体的な要素があったか
- 自分が抱えている問題を子どもに投影していないか
子ども本人が困っているという大前提が自分のなかにあると、 助けたい気持ちになります。だって子どもは可愛いですから!
気持ちが変わると、動いてくれない子どもを動かすための言葉や行動ではなく、子どもに心から寄り添う言葉と行動が出てきます。関わり方が変わったり、子どもと自分の様子を客観的に見ることができたり、新しいアイディアが浮かんだり。
特に「子どもが理解できる言葉で具体的に伝えていたか」は毎回振り返っています。
簡潔に具体的に
子どもの理解する力に合わせて話し方を変えないと、子どもにこちらの意思が伝わりません。
特に「ちゃんと」という言葉。
簡単なので、すぐ使ってしまう言葉ですが、「ちゃんと片づけてね」は曖昧な表現です。
子どもは部屋の隅におもちゃを寄せて「ちゃんとできた!」と思っているかもしれません。
でも親の期待した結果とズレているから怒られてしまう・・・これでは悲しいですよね。
こどもが「できた!」と思っていることを親が「ちがう!」と言い続ければ、心が傷つき自己肯定感も下がりますし、自分から動こうという主体性も失われます。
なので、お片づけのシーンでは「ブロックをカゴに入れてね」「本を立てて並べてね」「クレヨンを箱に戻してね」「洗濯物を洗濯機に入れてね」と何をするべきかがわかるように伝えています。具体的な言葉をつかえば、ゴール地点が明確になって親子の認識のズレがなくなります。
繰り返す
子育て中に「今までも何回も同じことをしているのに」と思うことがあるかもしれません。
例えば、お出かけ前のお片づけ。
でも、お出かけ前のスケジュール、お出かけの荷物‥。少し状況が違えばそれは子どもにとっては「違う場面」になります。大人は記憶力も見通す力もあるので、「同じ場面」と捉えますが、子どもにとってはそうじゃないんですね。
なので、子どもに対しては同じことを何度も伝える必要があります。成長と共に理解できるようになるので、気長に声かけをしてあげてくださいね。
まとめ
子どもが困った行動をして、自分が振り回されてしまうと上のようことまで思考する余裕がありません。でも、その瞬間に「困っているのは子ども!」というフレーズさえ思い出せれば、一呼吸置くことができます。
一呼吸おければ、怒るよりももっと建設的な関わり方ができるようになります。
私も最初はうまくいかなかったのですが、練習を重ねると落ち着いて対応できることが増えました。これを習慣化して一番良かったな~と思うのは、私自身が自分に×をつけずに済んでいること(笑)怒っちゃうと、後から自分も落ち込みますから(^^;)
子どもへの声かけは自分が伝えたい内容が伝わるように、具体的に&簡潔に伝えることがポイントです。
是非試してみてくださいね。