収納のこと

子どもが片づけられる「おもちゃ棚」の作り方~整理収納のポイント~

おもちゃでも絵本でも、子どもがのモノを自分で片づけてくれたら素敵だと思いませんか?実は、子どものおもちゃの収納に特別な収納家具やアイテムは必要ないんです。 今回はおもちゃ棚の作り方と整理収納の基本をお伝えします。

こんなお悩みありませんか?

  • 「子どもが片づけてくれない」
  • 「いつもおもちゃが出しっぱなしになっている」
  • 「自分で片づけた方が速いから片づけてしまうけど…」
  • 「子どものが片づけられない大人になったらどうしよう?」

子どもがお片づけしてくれない場合、自分の負担も増えますが、子どもの未来も心配になってきますよね。

反対に、小さなころから自分のおもちゃを片づけて、「自分のモノを自分で管理する」という習慣が身に付けば、将来子どもにとって大きな力となるはず!

私の家とみなさんのお家は、間取りも違うし家族構成も家族の趣味も、子どもの好きなおもちゃも、休日の過ごし方も違います。みなさんのお家に合いそうなところを取り入れて、親子で楽しくお片づけしていただけると嬉しいです。

今回は、わが家のおもちゃ棚を作る時に気をつけたことやを収納のポイントをご紹介しますね。

ベースは「棚」収納

私の私の家のおもちゃ収納のベースは「棚」です。シンプルな棚に、おもちゃのカテゴリ別に小さなカゴを用意するスタイルです。

「どうしてベースが棚なのか??」

理由は、棚が暮らしの変化に合わせてフレキシブルに使える収納方法だからです。 棚は、おもちゃの大きさや性質によって2タイプの収納ができるんです。

  • おもちゃをそのまま置いてもOK

そして、

  • カゴや箱を追加することで、小さいものや細かいものも収納しやすい

こんな特徴を持っています。また、小さなカゴや箱を複数使うことで、おもちゃをカテゴリ別に分けることもできます。

収納方法の前にまずは場所を検討する

子どもがお片づけしやすい仕組み作りには遊ぶ場所と定位置の関係がとっても大切!!

遊ぶときは「あそびたーい!」のワクワク感があるので、おもちゃがどんなに遠くにあっても子どもは取りに行きます。でも、元の場所に戻す時は話が別。

片づける動機がありません。

遊ぶ場所と定位置に距離があると、動くのが面倒になりますし、お片づけに時間がかかってしまいます。時間がかかると集中力が切れたり、やる気も下がりますよね。

使う(=遊ぶ)場所と定位置が近ければ近いほどお片づけしやすいのは、大人も子ども同じです。

こどものおもちゃ収納は、遊ぶ場所の近くに収納家具や収納アイテムを用意して、子どもの「面倒だな」という気持ちを減らすことがポイントです。

子どもの興味の移り変わりは早い

収納方法は、LINE@やブログでよくお伝えしていますが

  1. カゴ・引き出し・箱
  2. 吊り下げ

の3種類。

①のカゴ・引き出し・箱におもちゃを収納する場合、細々したモノや、おままごとの食べ物とお皿のようにセットで使うモノが多いと思います。

でも、子どもの興味の移り変わりってはやいですよね!

例えば、おもちゃ用の家具として3段~5段になったレターケースのような収納やBOXが何個も組み合わさった大きな家具などを用意してしまうと・・

数か月後には使わない!?

なんてことが起こります。

無理やり使ってみても、

  • 遊ぶ場所や高さが合っていない
  • 使用頻度によって場所が変えられない
  • グルーピングしたいのにカゴの大きさが決まっていて入らない

このようなことが発生し、片づけられない可能性大!!

それに、スペースが空いていると何かを収納したくなる…そんなことありませんか?

大きなおもちゃ用家具を購入してしまうと、よく遊んでいるおもちゃも、あまり遊んでいないおもちゃも全て出した状態になり、総量が多くなって、結果、片づけられなくなります。(だから、出してあるおもちゃは「遊んでいるモノ」に絞ることが大切です。これは親の役目ですよ~)

棚+カゴにすることで、あまり遊ばなくなったおもちゃを取り除きやすくなります。そして、空いたスペースを「モノ(おもちゃ)と手の通り道」と使うことができ、より子どもが片づけやすい環境になります。

上でご紹介したような理由から、おもちゃの収納には既製品としてすでに完成された大きな家具を使うのではなく、シンプルな棚をベースにしてカゴや箱を追加する方がおススメです。

棚は小学生、中学生、高校生になってテキストが増えた時にも使えるので、低年齢の子どものおもちゃの変遷に対応しやすいだけでなく、暮らしそのものに寄り添ってくれる収納方法です!とっても頼りになりますよ。

おもちゃの性質に合わせて収納方法を選ぶ

私の家では、おもちゃの性質や子どもの遊び方に合わせて

  • 棚にそのまま置く
  • カゴや箱に入れて、それを棚に置く

この2タイプの収納方法を選んでいます。

クリスマスや誕生日プレゼントで増えがちな大きなおもちゃは、カゴにいれずにそのまま棚に置くスタイルです。

(リュウソウジャーのブレード・新幹線変形ロボシンカリオン)

絵本も、そのまま棚に置きます。絵本をファイルボックスやカゴに入れると余計な手間が増えるので、本屋さんのようにそのまま棚に収納します。

おままごと、車、ドミノなど細かいおもちゃは、100均のカゴに入れて並べることが多いですね。

時には2種類の収納方法をつかう

実は、長男のシンカリオンは「そのまま置く」と「カゴに入れる」の2種類の収納にしています。シンカリオンだけでなく、トミカやぬいぐるみなどにも応用できるので、理由をご紹介しますね。

距離(動線)が理由

「棚に置く」という収納方法はお片づけする時、定位置におもちゃを運ぶことが必要になります。 棚は重くて動かせませんから、1つ1つ手に持ち、移動することになります。

でも、その往復はこどもにとって大変!

しかもシンカリオンの場合は飾るために組み立てる(車両モードかロボットモードに変形させる)という作業が必要になるので、他のお片づけより10倍時間がかかるし、時には片づけが遊びに変わってしまうこともあります(というかほとんどです!笑)

片づけに手間も時間もかかる・・・となれば「めんどくさい~~~」となってお片づけできません。

なので我が家ではカゴも併用しています。

たとえシンカリオンのパーツがLDKすべてに散らばっていても、棚からカゴを持ちだし、手に持ちながらお片づけをすれば毎回棚まで往復しなくてもよくなります!しかもカゴなら組み立てずに中に入れるだけなのでお片づけも楽。

「めんどくさい~~」「疲れた~」と時々お片づけボイコットをする長男ですが、カゴをシンカリオンの近くに置いてあげれば、気持ちを切り替えて手を動かしています。ぽいぽい放り込むだけなので、ハードルが下がるんですね。

手間や動作の数を減らし、動線を短くするために2種類の収納方法をとっています。

持ち運ぶならカゴ

最初に「棚ならそのまま置くのもOK」とお伝えしましたが、カゴ・引き出し・箱収納の良いところは「持ち運びができること」です。

工作やお絵かきに使うクレヨンや紙やセロテープなどは、そのまま棚に置けるアイテムでも、カゴに入れることで 「工作セット」としてグルーピングもできるし、なにより、運びやすくなります。使う場所と定位置が離れている場合は、カゴに入れる方が使いやすいく片づけやすいですよ。

もし、あなたのお家のおもちゃでカゴに入れられそうなものがあったら試してみてください。持ち運びすることが前提のおもちゃなら

  • 軽い
  • 指をいれる穴がある
  • 片手で持てる
  • 子どもの手に合った持ち手がついている等、

運びやすい工夫がされた収納用品を選ぶといいと思います。

収納方法は①カゴ、箱、引き出し②棚③吊り下げ の3種類で、カゴ・引き出し・箱は構造上同じですが、引き出しは全部抜いてしまうと戻すのが大変です。
運ぶことがわかっているモノなら、持ちやすさのチェックも必要ですよ。

カゴは小さめを用意

そして子どもの性格や発達段階にもよりますが、私がお片づけサポートで伺うときはカゴは小さめを用意することをおススメしています。(私の家では100均一のカゴを使っています)

1つ1つが軽くなって子どもの力でも運べるし、カゴを複数分けることでカゴの数だけ「お片づけ完了」があります。

自然と親が「〇〇お片づけできたね~~!」と褒める回数も増えるので、子どもも嬉しく、お片づけのやる気がアップします!

まとめ

お片づけしやすい仕組みを作るにはいろんなポイントがあります。

  • 整理収納の基本を知る
  • 子どもの遊び方を分析する
  • まとめる力(一緒に使うモノをセットにする)
  • わける力(カテゴリ別などに分けて1つのカゴを小さくする)

これらを使って、棚+カゴ(箱)でおもちゃ収納を作ってみてくださいね!

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